妻が知人の葬儀に参列した時の事でした。妻が葬儀の様子を語っていましたが、その話の中にとても印象に残った言葉がありました。「私もあんな素敵な棺がいいわ」の一言に、高級な棺だったんだねと応えると普通の木の棺に着物が掛けてあったというのです。

詳しく聞くと、それは亡くなられた母親の着物を娘さんが棺に被せていたものでした。普通の白木の棺がその母親の着物でその人らしさを感じられ、どんなに美しい祭壇よりも豪華な棺よりも、とても素敵に見えたと聞いたときに思いました。女性として生まれ家族を持ち、それまで出逢った多くの人に見送られて行く時には、【女性らしい奇麗な姿でありたい】という願いを叶えたい、そんな気持ちから始まりました。
 

ご自身の着物でつくるオリジナル棺カバーはあなたらしさを物語るもの、そしてそれは見送る側にとっても、いつまでも記憶に残る想い出となる事でしょう。いづれ訪れる旅立ちの時、その時には自分では何もできませんから、せめて自分らしいご支度をご自身で用意してはいかがでしょうか。あなたのファイナルオーダーで作る棺カバーはあなたと同じ、この世で唯一無二のものです。